80年代のカルト飲料を代表する伝説の飲料サスケ(SaSuKe)は、今でもマニアに人気です
かつてサントリーから発売されていた「サスケ」(Sasuke)という飲み物を知っている人は少ないのではないでしょうか。サスケ(SaSuKe)は、1984〜1986年頃にサントリー(現在は清涼飲料水の製造販売はサントリーフーズ)からコカ・コーラに対抗する商品として発売された、コーラと同じような黒褐色の炭酸飲料です。しかし、わずかワンシーズンのみで姿を消してしまいました。
リン酸とカフェインが含まれていない点が他の炭酸飲料とは異なっています。1970〜80年代当時は、リン酸は骨を弱くすると言われ、とくにコーラをはじめとする炭酸飲料の飲みすぎは発育期の子供によくないとする風潮があったために、消費者の健康指向に訴えたものだからです。瓶の外装は黒白の市松模様で英字で「SASUKE」と書かれています。
サントリーは、サスケ(Sasuke)の宣伝活動に大変な力を注ぎました。CMディレクターは、当時キンチョールやフジカラーのCMを手掛けて売れっ子だった川崎徹氏が、コピーライターには糸井重里氏を起用し、「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」というキャッチコピーを産み出しました。アートディレクターは横尾忠則、CMソングは坂本龍一など、当時のそうそうたるメンバーが参加しました。
CMは、時代劇の特撮忍者ものですが、忍者を演じている女性は元女優の仙道敦子です。 電話や外人、警官、怪獣、忍者が登場するシーン、コップにサスケ(Sasuke)が注がれるシーン、忍者が横切るシーンなどめまぐるしく場面が変わり、最後は「つづく」というテロップで終わるという意味不明なCMになっています。今でもYoutubeなどで視ることができますので、興味のある方は見てください。
コカ・コーラの対抗商品として登場しましたが、その味やCMが強烈だったうえに、ワンシーズンのみの短期間の販売で終わってしまった商品であることから、今も伝説的な飲料として語られています。まさに80年代カルト飲料を代表する炭酸飲料がサスケ(SaSuKe)です。
販売者 サントリー
品 名 炭酸飲料
原材料名 果糖ぶどう糖液糖、カラメル、香料、酸味料
内容量 250ml缶と300ml瓶の2種類
サントリーのサスケ(Sasuke)は、ワンシーズンで姿を消しましたので、実際に飲んだ事のある人は少ないのではないでしょうか。私も数回飲んだことがありますが、非常に表現しにくい味です。黒い炭酸飲料なので見た目は完全にコーラですが、味は完全にコーラとは違う味で、非常に強烈で、ドクターペッパーをさらに薬臭くした感じです。今思い出しても、非常に強烈なインパクトのある味でした。ドクターペッパーがだめな人は、サスケ(Sasuke)も飲めなかったことでしょう。
チェリーや柑橘系のフレーバーをつけることで子供にも飲みやすい味にしてコーラとの差別化を目指しましたが、結果的にこの味が消費者に支持されず、サスケ(SaSuKe)が短命に終わる大きな原因になりました。
また、サスケ(Sasuke)には、カフェインとリン酸は含まれていません。当時は噂で「コーラを飲み過ぎると骨が溶ける」なんていう話もあり、コーラ飲料の飲みすぎは発育期の子供によくないとする風潮があったために、サスケ(Sasuke)をコーラの代替品として飲んでいたようなこともありましたが、明らかに薬品くさい味のために販売不調に終わったようです。
外観は白黒の市松模様に「SaSuKe」のロゴが三段に配されています。サスケ(Sasuke)のパッケージには、250ml缶と300ml瓶の2種類がありますが、当時300ml瓶は流行でした。サスケ(SaSuKe)は有名なカルトドリンクですが、まさにマニア向けの商品と言えます。販売期間も短くほとんど売れなかったため、とても少ない希少価値の商品ですので、たまにオークションに出品されたりします。マニアな人達が入札しますので、意外と入札件数も伸びることがあります。いや〜、マニアに人の気持ちは分かりませんが、まさに伝説の飲料サスケ(SaSuKe)です。
当時としては斬新なCMが話題となましたが、キャッチコピーは、「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」です。コーラの前を猛スピードで横切るというシーンは、比較広告が許容されていない日本では、当時としては挑戦的なCMといわれました。
CMディレクターに川崎徹氏、コピーライターに糸井重里氏、アートディレクターに横尾忠則氏、音楽には坂本龍一氏などの、当時のそうそうたるメンバーが起用されたことからも、いかにサントリーは、サスケ(Sasuke)の宣伝活動に大変な力を注いだかがわかることと思います。コカ・コーラに対抗するということで、宣伝には力が入れられたようです。
CMは特撮忍者モノを彷彿させる時代劇調ですが、非常に短いカット割りで構成され、着ぐるみの怪獣、少女忍者、警官、バテレンの宣教師風の外国人が電話をとるシーン、コーラの前を横切る少女忍者のシーン、コップにサスケが注がれるシーンと場面が目まぐるしく変わるものです。最後の「つづく」の文字は印象的でした。外国人が電話で「ナニッ、サ、ス、ケ」と言う外人特有の奇妙なイントネーションのセリフが当時の小中学生の間でちょっとしたブームになりました。出演していた「くの一」は、当時一般的には知られていなかった女優の仙道敦子です。このCMソングは坂本龍一のアルバム「CM/TV」に収録されています。
ひとことで言えば、不気味なドリンクですが、それがカルト飲料を代表するサスケ(Sasuke)のマニアごころをくすぐるのかも知れません。もう一度だけなら飲んでみたい気もします。
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